はじめまして。はんなと申します。

つい最近まで、私は「正義」という名の、一分の隙もないアイロンがかかった制服を着て働いていました。

職業、警察官。

響きだけ聞くともう、完全にドラマ。
踊る。相棒。24時。

勇ましくかっこいいイメージだけど、現実は、無線から流れてくる110番通報の嵐と、積み上がる事件書類、それからパトカーをバック駐車するときに華麗に雪山に突っ込んだ若手の始末に追われる、なかなかに白目剥き出しな日々だった。

規律とか、責任とか、業務管理とかね。

やるべきことが隙間なくぎゅうぎゅうに詰まった私の脳内は、常に、100人乗っても大丈夫なイナバ物置状態。

いやもうね、精神のテトリス。
ぷよぷよだったら、とっくに「ばたんきゅ~」である。

そんな私が、ある日身をゆだねていた場所は、なんと。東南アジアの海の上。

そう、豪華客船クルーズ。

クルーズ旅行なんて、石油王か、引退した富豪がタイタニックごっこをする場所でしょ?くらいに思っていた私を待っていたのは、いい意味で、ひっくり返るような世界。

なぜ飛行機ではなくクルーズ?

船の上は、美しくカオスな天国だった

子連れでのクルーズ。
それは、優雅なティータイム…とは程遠い、幸せな戦(いくさ)だった。

何せ、時間が、全く、足りない。

船での旅はエンターテインメントが過ぎて、やりたいことが山ほどあった。

もうね、クルーズ船って、24時間眠らない、どでかいエンタメの宝庫なわけ。

洋上のディズニーランドと東京サマーランドとホテルビュッフェと活気あるショッピングモールと海外旅行を全部ミキサーにかけて
「はい、これ乗っといてくださいね~☆」
って出てきた感じ。

情報量がラスボス級なの。

口の周りをチョコだらけにしてアイスを食べてる子どもたちを目の前に、夫とどこまでも続く青い海を眺めながらチルタイム…なんていう過ごし方が、もったいないとさえ感じてしまう世界線だったのだ。

やりたがりな私は、正直言って忙しかった。

うん。どう考えたってチルってる場合じゃない。

かつて商人が黄金や香料を求めて砂漠を渡ったように、私は洋上のシルクロードで、あふれんばかりのエンターテイメントと美食を求めて奔走する。

でもその忙しさが、異常に心地良かったりね。

家事でもない。
仕事でもない。
「ママ~!」と「至急お願いします!」に挟まれない世界。
100%自分のためのエンタメに、純粋に没頭できる幸せときたらもう!

ただ食べたいときに食べたいものを食べて、選びきれないほどの船上プラグラムの中からやりたいことを選ぶだけ。
疲れたら部屋に戻ってお昼寝したり、水平線を眺めながらジャグジーに浸かればいい。

そして、船の上の巨大なプールにエキサイトしながら、ふと気づいた。

「そうか、こんなに人間を骨抜きにする旅のスタイルもあったんだ」

そして同時に、静かに気づいた。

私、今、誰の事件も解決しなくていいんだと。

それは、警察官として長年誰かの安全を守ってきた私が、自分の心を守ってもいいんだと許された瞬間だった。(大げさに聞こえるかもしれないけど、これほんと!)

「教科書」と「相談室」を作った理由

でも、夢の時間って終わるんですよね。

現実は容赦なく追いかけてくる。

「最高!また行きたい!」と叫ぶ私の横で、脳内の会計士が電卓を叩きながら、鼻で笑ってくるわけ。

で?通帳見た?って。

ぐうの音も出ない。くっ…くいやしい…!

多くの人にとってクルーズて、“人生で一回の贅沢”みたいな立ち位置だと思う。

でも、私は諦めたくなかった。

この、魂が丸洗いされたあと柔軟剤まで入れられたようなふわっふわの幸せな体験を、どうしても日常の延長線に置きたい。
子どもたちに、広い世界を何度だって見せてあげたいと、心から思った。

となれば。

騒ぎだすんですよ。血が。

私の中の警察官スイッチが。

徹底的に調べる。
比較する。
裏を取る。
検証する。
最安値を追う。

もはやクルーズ予約サイト相手にガサ入れ。

どの時期が安い?
どの予約方法が得?
子連れならどの部屋?

気づけば私は、“はじめての人が高い授業料を支払わなくて済むための教科書”を作り始めていた。

だって、だって、こんな旅行。

“ラクなのに、特別”なんですよ?

親にとって、もはや革命。

荷物運ばなくていい。
移動でヘトヘトにならない。
ご飯探しで詰まない。

なのに、毎日ちゃんと非日常。

そりゃ沼る。

そして、もうひとつ。

お金がないから無理、という最大の壁をぶち破りたかった。

だからこのブログでは、私がひそかに(でも着実に)実践してる『旅費の自給自足』のやり方も、必要な人には全部教えちゃおうかしら、なんて思ったり。

これは警察官としてではなく、一人の主婦であり、母親だからこそ伝えられる家計のからくり。
“どうやって家計のすき間から費用を生み出すか”を試行錯誤してきた、生活者としての話。

派手な裏ワザじゃない。
でも、積み重ねるとちゃんと船代になる。

人類の希望かな。

事件は起きないけど、奇跡は起きる

そんなわけで、私のブログ「クルーズチャンネル」へようこそ。

ここには、警察ドラマみたいな犯人を追いつめる緊迫感はありません。

代わりに「どの予約サイトが一番安いか」を執拗に追い詰め、「持って行って良かった便利グッズ」を指紋採取並みの制度でリスト化しています。

私の強みは、刑事経験を積んで得た、現場検証並みの徹底リサーチ。

現場一筋20年。
警察官時代は白目剥いてた私だけど、その経験で身に付いたものは本当に多かった。

徹底的に調べること。
小さな違和感を見逃さないこと。
最悪を想定して準備すること。

かつて誰かの日常を守るために働いていた私が、その捜査力を活かして今は誰かの「非日常」を成功させるために、この教科書を書いています。

さあ、重たい責任は一旦クローゼットに放り込んで。

一緒に一生モノの航海に出かけよう。

船の上に必要なのは正義のための鋼のメンタルじゃない。

必要なのは、楽しむ覚悟と、家族みんなを巻き込んで、笑い合う遊び心だけ。


…なんて、ちょっと熱く語ってしまいましたが、要するにクルーズが大好きな母ちゃんなんです。
皆さんに、ちょっとでも有益な情報を発信できたらと。
楽しんで読んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!


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